公務員への道のり

こんにちは。今日は有休消化のためお休みをとりました。午前中は日用品の買い物、午後は大学が同じ同期の子とホテルアフタヌーンティーに行きました♪充実した休日。

以前の投稿でも触れましたが、私の仕事は自治体の公務員(福祉)です。今回は、公務員を目指すきっかけや、公務員になるまでの話をしたいと思います。

公務員を本気で目指し始めたのは、大学3年の秋頃です。勉強を始めたのはかなり遅いほうですよね。

小中学生の頃から親に、私が真面目な性格というのもあり、将来は安定の公務員、お役所仕事をしてはどうかと言われてきました。そこでどうすれば公務員になれるのか調べてみると、かなりの高倍率で幅広い教科の試験もあるらしく、速攻で諦めました。以降、しばらく公務員を夢見ることはありませんでした。私は勉強が苦手なのです。成績は良くても模試はボロボロ系生徒。英語も数学も社会もぜんぜんできません。数学は高2でサヨナラしました。社会も歴史が苦手なので高校3では地理をとりました。

大学で福祉学科を選んだのは、勉強を極めるというよりかは、福祉とか優しさとか、そういう寄り添い方や支援制度について学ぶほうが自分に向いていて、実用的だと思ったからです。

大学入学後はなんとなく勉強して、三年次からのゼミは高齢者福祉を選びました。高齢者福祉を選んだ理由はまた後日お話ししようと思います。

二年次の実習先はたまたま地域包括支援センターでした。これからの将来・地域に必要で役立てるいい仕事だと感じて、こういう仕事がしたい!と思いました。三年次春に高齢者福祉ゼミに入り、すぐに四年次の実習先は地域包括支援センターを希望しました。その後、就職先に悩みました。簡単に調べた程度ですが、包括は新卒ではなく有資格者で経験者を求めているところが多かった印象です。それならばまずは下積みとして福祉系の民間に入ろう、福祉用具の営業や、介護の会社に就職もいいなと考えました。介護職員初任者研修の資格や、福祉住環境コーディネーター2級の資格も取りました。

三年の夏頃、一緒に講義を受けていた友人が、公務員試験を受けるとかで、数的処理や判断推理の参考書を広げていました。少し見せてもらうと、なんと、自分でも解けたり、面白そうな問題が多いように感じました!数学は苦手だったけど、これならいける!?と思い、自分も勉強を始めてみました!これが、かなり大きなきっかけでしたね。この友人がいなければ、今公務員にはなっていないかも。

ゼミの先生にも新卒で公務員になるのはどうかと相談したところ、最初に行政で幅広い知識をつけてから、地域包括などで支援をするのも良いのではないかと、背中を押してもらいました。

そこで、本格的に3年秋から公務員試験の勉強を始めました!勉強すればするほど多くの問題が解けるようになって、頭がやわらかく、賢くなるのを感じました。しかしモチベーションは長くは続かず、勉強は、まーーーー辛かった。英語はわからんし、数的処理も思ったほど簡単ではなかったし、社会科なんて地理しかわからない。友人と遊ぶ余裕はないし、バイトやサークルも休みがちで迷惑かけて気まずいし。

また、公務員試験が受かるとも思っていなかったので、同時に民間の就活もしました。元々考えていた、福祉用具や介護、ブライダル、大企業など。説明会と面接と勉強の毎日でした。今思えば、良い経験ですが…。

そんなこんなで、公務員のほうは無事に筆記試験を通過し、奇跡的に、面接へと進むことができました!試験の自己採点は過去問と比較すると自己ベストではありましたが、あまり良くはないので、これは福祉職採用枠であることと、小論文が評価されたからとしか思えません。

しかし、喜びも束の間、ここからが長かった。面接が、通らない!!!自治体の面接へ行っても落とされ、次呼ばれても落とされました。好感触でしかなかったのに!自信は失くすし、民間の内定ももらっていて、返事をしなければなりませんでした。期限的な問題で、やむを得ず福祉用具の民間企業に内定確定をお願いする返事をしました。内定式に出て、内定証書ももらって、抱負も述べて、配属先も決まって。同期LINEにも入りました。

と、同時に、公務員試験は続けていました。頑張ってきただけに、諦めきれませんでした。

大学4年の11月頃、彼氏に振られました。円満の別れでしたが。この話はまた詳しく…。まじでメンタル崩壊。超ボロ泣き。

その1週間後、某自治体から連絡があり、面接を受け、その日に内定の連絡を受けました。彼氏は失ったけれど、努力し続けた公務員に合格したのです!奇跡〜〜現在もその自治体に勤めております。

すぐに採用担当の方に事情を説明して、内定辞退を連絡しました。内定先には前々から公務員を目指していることは相談しており、私が悩んでいる気持ちも汲んでくださっていました。内定式に出てて、配属先まで決まっているのに、マジで迷惑で非常識な学生でしかない。自覚があります。本当に申し訳なさすぎる。しかしその企業は快く承諾くださり、また機会があれば弊社をよろしくと言ってくださいました。素敵な会社…。一生忘れない…。

という、ストーリーなわけです。

優秀な学生ではないので、時間はかかりましたが、公務員になれたということは、運命であり天職なのかもしれません。なるべくしてなった、とも思います。そんな綺麗事は、仕事に少し慣れた今だから思えることで、入庁後、相当な苦労をすることになります。また別の機会にお話ししたいと思います。

そんなとこ。